Japanese
English
臨床実験
Deltacortril (Prednisolone)の眼科的使用経験(第2報)
Ophthalmological application of deltacortril
石川 清
1
Kiyoshi Ishikawa
1
1千葉大眼科
1Dept. of Ophth., Chiba University, School of Medicine.
pp.716-718
発行日 1958年5月15日
Published Date 1958/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206349
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先に私はDeltacortrilの球後視神経炎に対する臨床実験成績を発表したが,今回は葡萄膜炎並に虹彩炎に使用して良好な成績を得たので茲に報告する。症例は当科入院及び外来患者にして,葡萄膜炎6例(中ベエシエツト氏病1例を含む),虹彩炎2例,性別32例,♀6例,年令は5歳より47歳に及んでおる。薬剤投与方法は第1報に従い,全例共経口投与にして,概ね第1図下欄の記載に準じ,全投与量は65mg〜325mgである。65mg投与例は薬剤手持不足に依り中止を余儀なくされた為である。成績を綜括すると第1表の如くで,著効4,有効3,無効1で効果発現日数は概ね2〜4日以内であつた。以下興味ありと思われた症例に就いて簡単に述べて見たい。
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