談話室
米国に於ける最近の眼科器械の発達並に手術々式の傾向
山下 剛
1,2
1順天堂大学
2Washington大学
pp.1143-1145
発行日 1957年8月15日
Published Date 1957/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206125
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眼科器械の発達
Americaでは,検限が,眼科医の収入の半分以上を示めると云われる程なので,検眼は非常に重視され器械も発達しています。Copeland streak retioscope1)は良く普及しSt.lowisでは,殆んどの病院で常用しています。これにcross cylinder2)を併用すると適確に,且簡単に検眼が出来ます。特に乱視のある場合に便利です。refractometer3)は,American Optical Co.のものが優れ,vertex-distance迄計算してあるので,aphaklaのrefractionに迄も,応用出来ます。Trial frame4)も大体Lensが4枚位入る様になつているので,乱視のある場合に便利です。Projector chart5)は普通のcolorslidのprojectorのと同じ原理ですが,簡単な操作で字の大きさやchartの種類も変えられるので便利です。
最近,検眼のみを商売とする所謂opticianの進出が目ざましく,眼科医をおびやかしています。
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