綜説
産科手術に於ける麻醉に就いて—アメリカ最近の傾向
三好 敎道
1
1長崎醫科大學産科婦人科學教室
pp.8-12
発行日 1951年1月10日
Published Date 1951/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200425
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緒言
産科手術に於ける麻醉は他領域と異つて迅速に作用し操作容易正確で尚且母兒への惡影響の無いこと等の條件が要るため現在まで種々の麻醉藥麻醉方法が應用されて來たが今日尚眞の理想よりは稍遠い感がして居る。最近米國では局所麻醉法が再認識されて仙骨麻醉Caudal Analgesiaia脊髓麻醉Spinal Anesthesが用いられている。他方我國の現状では未だ尚從來の方法を脱し得ない状態である。
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