Japanese
English
臨床実験
"人間ドック"検査の眼科所見(第一報)
Ophthalmologic View on Examination of"Human Dock"
河東 陽
1
Akira Kawahigashi
1
1聖ルカ国際病院眼科
1Ophthalmologic Section St. Luke's International Hospital
pp.1410-1413
発行日 1956年11月15日
Published Date 1956/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205848
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我々の病院で所謂る"人間ドック"(短期入院綜合精密身体検査)を始めてから,昭和30年9月8日で滿一年ヵとなる。我々は其の検査を始めるに当つて,世の中の第一線に働く,比較的高齢者で,人生の幾航海かを経て,ドツク入りする人々の損傷程度は,どの様であろうか,即ち健康の限界と,これからの人生航海に,健康上の如何なる示唆を助言し得るかに多大の関心を持つた。各科の検査綜合判定は種々の興味ある結果を得ている。
本院の一ヵ年間の検査総数は170名(男148名,女22名)であるが,ドツク入院検査に於ては,入院前の病歴聴取で,現在,疾患,或は療養中の明かな者は,ドック入院としては取扱わない。然し何等かの健康上の不安を持ち,精密検査を希望する者の多い傾向はあるが,約三分の一の人々は全く主訴の無い者で,殆どが現在第一線で活躍している人々である。
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