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                                    恩師故鹿児島茂先生の左眼の所見に就て(鹿児島茂先生の憶い出 其の4)
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                南 熊太
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1久留米大学
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.1357-1359
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1956年10月15日
                  Published Date 1956/10/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205835
                
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鹿児島茂先生の眼は,どうかあるなと異常に気ずいていられた方はあつたでしようが,その詳細確実なことは当時の門下生にしても,夫々一部分づゝに就ては知つていても,全部を知つている人は無い様であります。又たとえ,一部分でも,詳しく知つている人があつても何れも他言しない故に,自分で知つているだけである。
筆者は,昭和15年8月応召中に『鹿児島先生の眼は,義眼ですか』と聞かれたことがありますが,之が筆者としては,第三者から聞かれた始めてであり,其の後に於ても鹿児島先生の眼に就て,聞かれたことも無く,又筆者の方から特に話そうとした事も無かつた。此の時もただ『いいえ,義眼ではありませぬ』と答えただけでした。

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