特集 第9回日本臨床眼科学会号
〔一般講演〕
(48) Adaptinolの使用経験
植村 操
1
,
植村 恭夫
1
,
石川 明
2
,
石川 仁
2
M. Uemura
1
,
A. Ishikawa
2
1慶大眼科
2東電病院眼科
1Dept. of Ophth. Keio Univ.
2Tokyo Denryoku Hospital.
pp.778-787
発行日 1956年4月15日
Published Date 1956/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205712
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今次大戦中に於て夜間視力の増強問題は夙に注目せられ,その研究も各国に於て種々考究せられた。この問題は取分け戦時中に限らず,平和時代に於ても,視力の問題と相俟つて,充分研究せらるべき問題であり,重要な課題である。我々はたまたま,独逸に於て第二次大戦中夜間視力増強の目的で研究せられたHelenienを主体とするAda-ptinolの提供を受けたので暗順応を障碍せられた眼疾患13例に臨床的に試みその効果を検討した。遠隔成績等に就いては未だ観察中であるので続報として報告する予定である。
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