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Ⅰ.序論
炭酸脱水酵素阻害剤Diamox (2-Acetylamino-1,3,4-Thiadiazole-5-Sulfonamide)が,緑内障眼対にして著しい眼圧下降作用があることは,最初にBecker1)によつて報告され,其の後Breinin&Gortz2),Grant&Trotter3),Kleinest等の報告がある。我が国に於ても著者等4)は数回に亘り報告したが,池田氏,小島氏,生井氏等の報告もあり,Diamoxの治療価値は殆んど確立された感がある。
併しながらその投与法は,主として内服であり一部静脈注射が行われているに過ぎない。殊に我が国に於ては製剤を外国より輸入する関係上,内服にのみ限られている現状である。特に結膜下注射,点眼に関しては外国でも報告は極めて少く,結膜下注射に関してはH.Green5)氏(1955),R.H.Foss氏6)(1955)は何れも家兎眼について共に眼圧に認むべき影響のないことを述べている。又点眼に関してはG.M.Breinin氏2)(1954)の文献があるも論文の一部を割愛しているだけで,やはり期待すべき効果のないことを報告している。又R.H.Ross氏6)(1955)の成績では同様に効果が無いと言う結果を出している。
Intraveous injection.……………500mg. of Diamox were administered as 10% solution. Effected benebicially in 15 cases of 17 cases. Subconjunctival injection.………10-20 mg. of Diamox were given as solution. Good results were obtained in 6 cases of 8 cases. Topical application.………5% solutiin were used as eye-lotion 3-5 times a day. 5 cases of 8 cases were effected.
Preparation of Diamox-miotic eye-lotion.
1% and 5 % pilocarpin and 0,5% eserin are alkanized by NAOH.
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