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特集 第28回日本臨床眼科学会講演集(その2)
学会抄録
ディジタル直読式超音波診断装置とその臨床応用
A New Type of Ultrasound Apparatus
河鍋 楠美
1
,
丸尾 敏夫
1
Kusumi Kawanabe
1
,
Toshio Maruo
1
1帝京大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, Teikyo University School of Medicine
pp.325-327
発行日 1975年3月15日
Published Date 1975/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205259
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緒言
超音波による眼屈折などの眼計測の研究は,わが国においても1960年に端を発して諸氏の報告があり,とりわけ多数の生体人眼の精密計測分析を行なつた世界最初の業績にもかかわらず,その器械の取り扱いの複雑さと,特にブラウン管にうつるエコーグラムを写真にとり,それをノギスで測定し,さらに換算式に代入して眼軸長を測るという結果処理の面倒から,いまだ一般的でなく,ごく限られた研究者の手にゆだねられているのみで,日常外来でたやすく検査できるまでに至つていない。そこで超音波による眼計測を簡単に行なえるようにする目的で,新しくディジタル直読式超音波診断装置(Aスコープ)を開発した。
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