実験講座
ディジタル顕微鏡
平田 幸男
1
Yukio Hirata
1
1東京都神経科学総合研究所解剖発生学研究室
pp.346-355
発行日 1974年8月15日
Published Date 1974/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903010
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1.0 標題の名のついた製品も市販されていますが,本稿では,"ディジタル顕微鏡"ということばをやや広い意味で,顕微鏡を用いて標本の観察分析をする際に,標本からの情報を,量子化(ディジタル化)して読み取り,処理していく過程なり方法を指すことにします。私たちがこのような量子化の試みを行なう目的としてはいくつかのレベルのものがあります。すなわち,
1.1 顕微鏡像からの情報の処理のうち,比較的単純な物理量の測定などを正確,迅速に行ない,さらに自動化をはかる(プログラム測定,測定結果のプリントアウトなど)。
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