銀海余滴
再びフルオレスチン診断液について
進藤 晋一
pp.1018
発行日 1970年7月15日
Published Date 1970/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204351
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現代の眼科診断学上,フルオレスチン使用による螢光眼底撮影は一つのハイライトであろう。殊に立体写真を駆使しての病巣部位の判定,深さの確定などは,従来の,いかなる方法にもまさる診断法であろう。
ところが,本誌24巻4号の515ページに書いたように,フルオレスチン診断液について,私のような小さな医院で開業しているものにとつては,はなはだ大きな不安がある。次の1例は私が最近経験して,びっくりし,あわてふためいた例であるからご参考までにあらましを書いて,とにかく,大学や研究機関が,もつと積極的にアドバイスをくださるよう希望したい。
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