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連載 眼科図譜・142
Rieger's Syndromの新症状
The New Finding of Rieger's Syndrome
高橋 禎二
1
,
鈴木 光雄
1
Teiji Takahashi
1
,
Mitsuo Suzuki
1
1順天堂大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, Juntendo University, Medical School
pp.1047-1048
発行日 1969年9月15日
Published Date 1969/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204137
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- Abstract 文献概要
Rieger (1935)により報告された症候群は次のような特徴をもつ疾患と言われ,Rieger's Syndromと呼ばれている。すなわち,おもな眼症状として,Hypoplasiaof anterior iris,Irido-trabecular strand,Posterior embryotoxonなどがあげられ,このほかに全身的症状として,難聴,顎骨発育不全,歯芽発育不全などの所見が報告されている。最近4年間に,当教室では6例の本症を経験したが,4例にトルコ鞍の著明な拡大を見出し,さらに,全例にトルコ鞍の拡大の有無と難聴・顎骨発育不全・歯芽発育不全の有無との間に,密接な関係のあることを見出した。
ここにあげた症例は,本文中の症例2であり,典型的な眼症状を示している。Rieger's Syndromは,かなりまれな疾患でもあるので,ここに供覧する。
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