新春放談
「臨床眼科」の回顧と展望
中泉 行正
,
桐沢 長徳
,
鹿野 信一
,
初田 博司
pp.7-11
発行日 1969年1月15日
Published Date 1969/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410203984
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桐沢 新年おめでとうございます。「臨床眼科」も満23歳の春を迎えました。一昨々年,満20周年記念のさいに,本誌の発展と将来についていろいろ考えたんですが,それからまた3年経過した現在,ご承知のようにいま医学界全体が,いろいろな問題で騒然としております。大学—特に医学部—は教育制度の上で多くの問題がありますが,開業のほうも保険制度の抜本改正などがあつて,本年は学会にとつても,開業医にとつても,重大な時期になるだろうと思います。したがつて本誌は発刊当初からの目標,すなわち「学会と医会の橋渡し」のために歩み続けてきたものですから,この機会に編集に当つているわれわれが昨年1年間の出来事を顧み,さらに現在および将来にわたつてわれわれの進むべき道について話し合つてみたいと思いますので,よろしくお願いいたします。最初に鹿野教授,学会についていかがでしようか。
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