Japanese
English
連載 眼科図譜・111
特異な経過をとった眼部嚢状腺様表皮腫の1例
A Case of Epithelioma Adenoides Cysticum.
山田 酉之
1
,
藤村 澄江
1
Nariyuki Yamada
1
,
Sumie Fujimura
1
1東北大学眼科教室
1Department of Ophthalmology, Tohoku University School of Medicine
pp.5-6
発行日 1966年1月15日
Published Date 1966/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410203326
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〔解説〕
本症は比較的稀な皮膚腫瘍で,母斑性表皮腫として分類される。思春期の女子の顔面,特に眼瞼付近に,対称性に,粟粒大ないし鳩卵大の丘疹状腫瘍として多発することが多い。
症例は,15歳,女子で,全眼炎に対して眼球内容除去術が施こされた後,急激に炎症症状をもって発病したものである。
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