Japanese
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I.緒言
先に私共1)は作図法を明示したゴチック体の平仮名視標を発表した。当時私共はランドルト環(以下L環)は正確な寸法で作製し得るガラス板製,文字視標は紙製視力表を使用するという考えに立つていたので,紙に作図せる文字視標とガラス板製の正確なL環とを比較実験し文字視標とL環とを同一の太さにする時,同等の視認度を示すとの結論を得た。
その後視力班より成案として発表された視力検査基準2)に於いては,准標準視力検査装置として紙製視力表にL環と文字視標とを併記することが指示されたので,文字の寸法を改めて検討する必要が感ぜられ,更に反覆実施した実験結果に基いて,この度L環と平仮名視標とを配列した視力表を作製した。この視力表のL環と文字視漂との一致度を検討した結果と共に,現在市販の代表的な3種の視力表について同様に実施した実験結果を茲に報告する。
The new acuity chart with Landolt's rings and Japanese letters "Hirakana" was presen-ted, the design of which had been reported elsewhere.
Experiments were made with 169 eyes (total), using the new chart and the other three charts commercially available. Compared with the other three charts, an excellent correlation was found between the visibility of the "Hirakana" letters and that of the Landolt's rings in the new chart.
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