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連載 眼科図譜・91
ブルヌビーユ・プリングル氏病
Morbus Bourneville-Pringle
山田 酉之
1
,
栗原 佳子
1
1東北大学眼科教室
pp.753-754
発行日 1963年6月15日
Published Date 1963/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202741
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解説
本症は母斑症Phacomatosisの一つであつて,皮膚では,顔面に,脂腺の増殖から成る脂腺腫Adenoma sebaceum symmetricumが見られるのを主体とし,この他,体表各所にも発疹が見られる。脳では結節性脳硬化症tube—rous cerebral sclerosisがあつて,進行する知能障害に屡々癲癇発作を伴い,又,腎,副腎,心,胃,腸子宮等に腫瘍を作ることがある。
眼科領域では,乳頭面及び網膜に,境界不鮮明な扁平な腫瘍や,桑実状の腫瘍を生ずることが多く,神経線維層のグリア増殖等によるもので,この他,白斑,色素斑,血管壁の白鞘などが見られることもあるとされている。
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