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談話室
国産眼科器械への希望
A desire for the ophthalmic instruments of Japanese Make
大島 祐之
1
Sukeyuki Oshima
1
1東京医科歯科大学眼科教室
1Dept. of Ophthalmology, Tokyo Medical & Dental Univ.
pp.727-729
発行日 1962年6月15日
Published Date 1962/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202528
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日進月歩の医学に遅れないようにするために,われわれ眼科医が常日頃の勉学を怠れないのは,今にはじまつたことでないけれども,ジェット機時代からロケット時代に足を踏みこんでいる現代では,医学の進歩のあゆみも一段と早くなつてきている。それに即応して,臨床眼科学会,各地の眼科医会などで,種々な企画が立案,実施されている。最新の医学の恩恵を広く社会一般に施すために,われわれ眼科医のなかで,それぞれ適切なリーダーを得て,このような不断の努力が積みかさねられている現状であるが,この意図を結実させるためには,保険診療体型の改善のような政治的問題がからまつてくることは,しばしば指摘され,日本医師会はもとより,日本眼科学会,眼科医会などで,いろいろな運動が行われているのは周知の事実である。さらに眼を転じて,われわれが日頃使う医療器械,医薬品,あるいは医書出版の関係業者にあつても,われわれの体制に歩調をあわせて,改善すべき点が多々あると思われる。そのうち眼科医療器械業者のあり方についての私見を綴つてみた。
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