胃と腸ノート
国産電子スコープ「TV-Endoscope」の誕生
岡崎 幸紀
1
,
竹本 忠良
1
1山口大学第1内科
pp.758
発行日 1985年7月25日
Published Date 1985/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109905
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メルロ=ポンティは“見えるものは見る能力の裏面である”と言ったが,見る能力にも大変革が起こってきたようだ.
ファイバー光学系の内視鏡に限界を感じ,数年前から新しい映像伝導方式による消化器内視鏡の構想を描いていた.ニューメディアの時代,行きつくところは,誰でもそうかもしれないが,マイクロテレビカメラ方式であった.しかし,開発研究に取り組んだものの,その歩みが遅すぎた.
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