Japanese
English
私の経験
硬性白内障手術に於ける周辺虹彩切除部の位置
The location of the excision of peripheral iris in the operation of sclerotic cataract
瀨戸 糾
1
T. Seto
1
1三楽病院
1Sanraku Hospital
pp.1167-1168
発行日 1955年9月15日
Published Date 1955/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202337
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硬性白内障手術には,虹彩に何等の所置を加えぬもの(無虹彩切除術)と虹彩を切除(切開)する術とある。無虹彩切除術は硬性白内障手術中最も容易な術式とされて居るが,其の最大欠点は,手術の翌日の廻診に当り,虹彩が切開創より脱出する率が多い事である。(10.3%今井良平,黒部文子)
私の東大在勤時に於ける調査では17%の多数に達した。手術直後にEserinを点眼した泉橋病院の症例では3.7%(今井,黒部),虹彩切除を加えた症例では3%〜0.60%だと云わる(Elschnig)。
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