臨床実験
新式眼科診断機械の使用経驗—〔I〕新型ゴールドマン視野計の使用経験,他
井上 正澄
pp.816-820
発行日 1955年5月15日
Published Date 1955/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202231
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最新の設備を持つ欧米の眼科病院では視標を投影し,検査成績を自記する周辺視野計Perimeterを用いている所が多い。此のような精能をもつ視野計にはマギオーレ型,アイマーク型,ゴールドマン型などあるが著者はゴールドマン型を数ヵ月用い,次のような特長を体験したのでここに述べて見よう。
1.被検眼から凹半球までは他の視野計と同じく30cmである。凹球面の照度と投影する視標の照度との比率を一定にするために投影装置にフイルターをはめ,視野計の横にある小孔を照し,両者の照度を等しく調節する。次にフイルターを外してから視野検査を開始する。狭い薄暗い部屋に本器を置き,特別の照明なしに視野を正確に測定することが出来る。
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