Japanese
English
臨床実験
信号燈の視認に関する研究
Study Concerning to Recognition of Singnal Light
會澤 正志
1,2
1近鉄四日市診療所
2静岡済生会病院
pp.1077-1086
発行日 1954年11月15日
Published Date 1954/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202020
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Ⅰ
目的
疾走中の車上より信号燈を確認すると云う事は,交通従業員にとつて重要な問題で,今後交通機関の発達に伴いこれの重要性も増々加わり,現実の問題として信号燈の誤認により惹起した事故も又多数存在する。外国ではスティリング氏以来多くの学者によりこの問題を研究,且発表されて居るが,我国では甲型色燈信号機で実験した藤井氏の報告以外には未だ充分に測定されて居ない様である。余は実際に疾走中の電車運転台に同乗,書間に於ける乙型三位式色燈信号機を確認する場合,速度,振動,天候の変化,四囲環境の照度の影響,等によりて惹起される確認距離の消長を測定,具体的に究明すると共に,光燈の電圧下降時,光源面積の大小による変化,色神障碍者の確認朕況を調査せんとして実験した。
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