臨床實驗
視認傾向線
小島 克
1
1大阪鉄道病院眼科
pp.408-409
発行日 1950年10月15日
Published Date 1950/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200683
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視力表で5mから1m毎に視力を測りその視力経過を結ぶと視距離での一つの傾向線が得られる.視標は視測距離で一定の規準の下に作られてあるから,上述の如き條件での傾向緑では,視距離が限定されるので,個人差は,その視距離での視力の良否によつて判定されるし,又,視認の性質を定める一方法といえよう.斯る傾向線を視認傾向線と仮称しておく.
本篇ではその傾向線に関する2-3の問題について触れたい.
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