臨床實驗
空気注入療法及び開頭術によつて治癒せしめえたる眼球運動麻痺を主訴とする中頭蓋窩蜘網膜炎の3例に就て
陣内 傳之助
1
,
小野 正員
1
1岡山大学医学部第一外科教室
pp.379-382
発行日 1954年3月15日
Published Date 1954/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201808
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中頭蓋窩及び其の附近は腦底に於ける蜘網膜炎の好発部位である,。而して此の部の蜘網膜炎は其の部位的の関係から外眼筋麻痺を主症状とすることが多い。吾々は最近本症の3例を経験し,夫々開頭術或は空気注人療法により治癒せしめることが出来たので,些か考察を加え茲に報告する次第である。
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