臨床實驗
多發性軟骨性外骨腫を合併せるクルーゾン氏病と推定される1例
丹羽 泰仲
1
,
赤塚 俊一
1
,
田岡 和代
1
1名古屋大學眼科
pp.1027-1030
発行日 1953年12月15日
Published Date 1953/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201685
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1912年Crouzonが從來の頭蓋畸形とは別に,Dystostosis craniofacialis hereditaria famili-alisと命名して1頭蓋畸形を擧げ,別箇獨立疾患として發表してより内外を通じ之を獨立疾患として認めた症例報告は相當數あり,之等の中には,合併的に身體遠隔部の畸形(指趾癒合等)を伴つたもの,又は,單獨的に顔面のみ,頭蓋のみ,腦底部のみの畸形等があるが,身體骨各部に多發性軟骨性外骨腫を合併せる症例報告は未だその例を見ない樣である。私共はこの2疾患の合併した極めて珍らしい症例に遭遇したので茲に記載したい。
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