臨床講義
Little氏病
藤山 英壽
1
1北大
pp.361-362
発行日 1953年7月15日
Published Date 1953/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201548
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Little氏病(Diplegia spastica infantilis)は,いわゆる腦性小兒麻痺に屬する一疾患である。而して腦性小兒麻痺には,兩麻痺(Deplegia)を現す本症の他,片麻痺(Hemiplegia)を現すものがあり,その他の異型もある。
脊髄性小兒麻痺に於ては,腦神經に障害を現すことは寧ろ稀であるが,腦性小兒麻痺に於ては,殆んど常に出現する。從つて視器にも種々の障害がもたらされるのである。先ず症例を申し上げる。
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