臨床實驗
季節による色彩の感覺的明度變化に就て(5)—總括篇
松尾 治亘
1
1東京醫大眼科
pp.340-343
発行日 1951年5月15日
Published Date 1951/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200857
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緒言
私は前報までに色彩明度の種々な場合の變化に就て述べた。即ち第1報に於て述べた正色寫眞法により,晴天時の室内に於ける季節,時間並に場所の相違による變化,曇天時に於ける變化,晴天戸外に於て正午より日没に至る間の變化等に就て標準感色計の24色を對象として,その各々の場合に就て述べたのである。本篇に於ては,それ等の結果を總括して各場合の變化を比較對應して考察すると共に,太陽光の種々な條件による光質の變化,標準光源としての太陽光並に人工日光及び晝光光源等に就て文献的に考察してみたいと考える。
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