臨床實驗
近視と握力
關 亮
1
1東京医大眼科
pp.463-464
発行日 1950年11月15日
Published Date 1950/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200709
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近視と体格の問題に関しては大山信郞氏の詳細な研究を始め内外の文献にも幾多の研究があり,又近くは大塚任教授の統計学を用いた新しい統計学の立場からの研究も見られるが,私は体格とは廣義の体力の中で形態的体力と呼ばれるべきもので之に対して機能的体力(狹義の体力)があり,近視と言う屈折状態との関係は寧ろ後者の方が強いのではないかと考える.それで体力(以下体力とは狹義の体力を指す)の中で最も測定の簡易なる握力と近視との関係を調査した次第である.
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