Ⅰ綜説
第53回日眼總集會の印象記
宇山 安夫
pp.270-273
発行日 1949年7月15日
Published Date 1949/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200396
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今春の日眼總集會は,京都と共に戰火を免れた北の都金澤醫科大學講堂で,5月7・8兩日に跨つて華々しく開かれた。其前日は例の通り,日眼評議員會が午後3時頃から兼六公園内の成巽閣で催され,多數の議事を協議したあと,金澤眼科會及教室主催の招宴に一同歎を盡して散會した。
學會出席者の顔振れば大分變つて來たが,鹿兒島(熊本),中村(信州),早野(豐橋),藤原(京都)の名譽教授の方々が,いつもの元氣なお姿を見せていたのは嬉しかつた。庄司(東京),伊東(千葉)の兩教授が缺席されたのは淋しかつたが,各地からは,廣瀬(長崎),須田(熊本),田村(福岡),萩原(岡山),井街(兵庫),山本(京都)弓削(京府),中島(名古屋),三國(新潟),林(仙臺),中村(東京),植村(東京),大橋(東京),馬詰(東京),藤山(北海道)其他多數の現役教授が參加された。尚お古い常連では,高木(東京),田上(富山),井街(岡山),赤塚(大阪)の諸氏の顔も見えて居つた。
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