Ⅰ綜説
眼科におけるサルファ劑並にペニシリン療法の方向
庄司 義治
1
1東大
pp.1-16
発行日 1949年1月15日
Published Date 1949/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200302
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最近の化學療法の王座を占めるサルフア劑及びペニシリンは眼科でも廣く應用され日本でも報告が少なくない。サルフア劑は日本で使用され初めてから既に10年餘りを,ペニシリンは5年を經過し,その間に藥劑の進歩,使用法の變遷,學説の變改等もあつて,過去の報告を讃んで見ると可成り雜然たる感じがする。私は今日本に於ける爾劑應用の跡を整理し,之に私の教室での研究を參考にして眼科における爾療法の方向を眺めて見たいと思ふ。
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