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特集 新しい術式を評価する
フェムトセカンドレーザーによる角膜手術
Corneal surgery using femtosecond laser
島﨑 潤
1
Jun Shimazaki
1
1東京歯科大学市川総合病院眼科
pp.1674-1680
発行日 2014年12月15日
Published Date 2014/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200139
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はじめに
フェムトセカンドレーザー(femtosecond laser:以下,FSレーザー)は,従来のレーザーと異なり熱変性を起こすことなく組織を自在に切開できるレーザーである。LASIK(laser-assisted in situ keratomileusis)でのフラップ切開に始まり,現在では白内障手術にも応用されていることは多くの読者の知るところと思う。本稿では,FSレーザーの角膜手術への応用の現状を,自験例も交えて解説したいと思う。なお,自験例のデータはいずれもiFSレーザー(AMO社製)を用いて得られたものである。また,LASIKや角膜実質を円盤状に切開してレンチクルを除去して近視矯正を行うReLex(refractive lenticle extraction)など,角膜屈折矯正手術に対する応用に関しては,筆者の経験外のことであるのでここでは触れないこととする。
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