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連載 今月の話題
感染性ぶどう膜炎の診断:分子生物学の進歩
Diagnosis for infectious uveitis:Improvement in detection of DNA
竹内 大
1
Masaru Takeuchi
1
1防衛医科大学校眼科学教室
pp.1243-1247
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410105367
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感染性ぶどう膜炎は,眼内液を用いた塗抹,培養による病原体の検出および眼内液と血清中の抗体価率(Goldmann-Witmer coefficient:GWC)により診断されていたが,1990年代に入り,polymerase chain reaction(PCR)が新たな診断法として用いられるようになった。しかし,従来のPCR法は,1回の検査で1種類のプライマーしか用いることができないため,臨床所見から診断された疾患の確定診断法であったが,multiplex PCRの開発によりその検出率は改善され,原因疾患を網羅的にスクリーニングし,診断することが可能となった。
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