特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識!
2 眼表面・角膜疾患
■検査
波面収差解析装置
二宮 欣彦
1
1行岡医学研究会行岡病院眼科
pp.103-108
発行日 2011年10月30日
Published Date 2011/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103917
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ここが変わった!
以前の常識
●波面収差解析は,円錐角膜などの角膜・水晶体の形状異常を対象にした特殊検査や角膜屈折矯正手術の術前検査などとして,臨床上稀な高次収差の増大の検出に有用である。
現在の常識
●角膜の高次収差解析は白内障手術のスクリーニングとして用いられ,非球面眼内レンズや乱視矯正眼内レンズといった付加価値眼内レンズの適応の判断・効果の評価に有用である。
●涙液の変化による視機能異常の解析など,動的な波面収差解析がドライアイの診断などに応用されている。
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