今月の主題 視機能
各論
波面収差解析
根岸 一乃
1
Kazuno NEGISHI
1
1慶應義塾大学医学部眼科学
キーワード:
波面収差
,
エキシマレーザー
,
眼内レンズ
Keyword:
波面収差
,
エキシマレーザー
,
眼内レンズ
pp.1091-1097
発行日 2005年10月15日
Published Date 2005/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100267
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〔SUMMARY〕 近年,光学やエンジニアリングの分野で広く用いられてきた波面収差解析の概念が眼科臨床にも導入され,波面収差解析装置が開発された.波面収差解析装置は,眼球光学系の黄斑上から発せられた光が,眼外に出たときの波面を解析する装置で,測定眼の屈折異常ばかりでなく,不正乱視(高次収差)も詳細に解析することが可能である.波面収差解析装置の解析結果に基づいた,新しい眼内レンズの開発や,エキシマレーザーによるwavefront guided手術により,より良い術後視機能を得ることが可能となりつつある.〔臨床検査 49:1091-1097,2005〕
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