特集 眼科における最新医工学
I.診断機器への応用
波面収差解析
二宮 欣彦
1
,
前田 直之
2
1行岡病院眼科
2大阪大学大学院医学系研究科視覚情報制御学寄附講座
pp.70-75
発行日 2005年10月30日
Published Date 2005/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410100193
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はじめに
通常の眼鏡は球面・円柱面の屈折異常を矯正するが,眼鏡では矯正できない屈折異常を不正乱視と呼ぶ。波面収差解析では眼球の不正乱視の評価が可能である。本項では,波面収差解析の原理について概説し,現状での不正乱視の矯正への波面収差解析の応用について概説したい。
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