コラム 私のこだわり
黄斑疾患診断用前置レンズ
湯澤 美都子
1
1日本大学
pp.192
発行日 2008年10月30日
Published Date 2008/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102484
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黄斑部を立体的にかつ詳細に観察するためには,前置レンズを用いた細隙灯顕微鏡検査を行う。前置レンズには接触型と非接触型があり,それぞれにいろいろな種類のレンズがある。
接触型には,眼上にのせるので感染症の媒体となる可能性がある,非接触型に比べて患者さんは不快である,医師は点眼麻酔をしてレンズにスコピソールを滴下する必要があり挿入する手間がかかる,などの欠点がある。また,最近は非接触型の優れたレンズが発売されている。そこで非接触型が重用されており,私も+90Dの非接触型を使う機会が多くなった。しかし,私には接触型のGoldmannタイプの眼底レンズ(0.97倍,米国オキュラー社。AU-800-1N)に強い思い入れがある。
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