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【疾患編3】周産期
《周産期疾患》
前置胎盤
仲村 将光
1
1昭和大学医学部産婦人科学講座
pp.216-219
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209340
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外来管理のポイント
❖前置胎盤を正しく診断し,高次施設に紹介するためには,妊娠30週までに組織学的内子宮口と胎盤辺縁との位置関係に加えて子宮下節長を考慮した評価が重要である.
❖前置胎盤と診断した症例では,妊娠35〜37週の時期に帝王切開を予定し,その予定に沿って分娩時出血に備えるための自己血貯血を行う(自己血の保存期間に注意!).
❖前置胎盤症例に出血を認めた場合,いったん止血していたとしても,のちの緊急帝王切開に備えて入院管理を行う(出血を認めた前置胎盤の約6割は緊急帝王切開となる).
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