特集 手術のタイミングとポイント
Ⅴ.眼瞼,斜視
斜視―手術に踏み切るタイミングと術式の選択
木村 亜紀子
1
,
三村 治
1
1兵庫医科大学眼科学教室
pp.275-279
発行日 2006年10月30日
Published Date 2006/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101004
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はじめに
斜視手術は近年,交代性上斜位(dissociated vertical deviation:DVD)に対する下斜筋前方移動術,固定内斜視に対する筋移動術など新しい術式の開発が進んだ。しかし,術後成績には術者の斜視手術の際の定量とそれぞれの患者における手術のタイミング,術式の選択が大きく影響している。本稿では最も頻度の高い小児の内斜視,間欠性外斜視,成人の麻痺性斜視を中心に,いつ,どのタイミングで,どの術式を選択するのがベストかに焦点をしぼり解説する。
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