Japanese
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特集 いまイレウスを診療する
C イレウスの処置と手術
非絞扼性イレウスの手術に踏み切る
Timing of operative Procedures for simple intestinal obstruction
蜂須賀 喜多男
1
Kitao HACHISUKA
1
1大垣市民病院外科
pp.740-742
発行日 1992年6月20日
Published Date 1992/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900818
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ポイント:非絞扼性イレウスでは保存的治療が優先するが,保存的治療によりイレウスが解除した指標としては,①腹部症状の改善,排ガス・排便の出現,②腹部単純X線撮影による小腸ガスの減少・消失,大腸ガスの出現,③吸引量の減少,④造影剤の結腸移行,があげられる.これらが認められない場合は,手術に踏み切る必要がある.長期にわたる保存的治療には問題があり,早期に手術適応の有無を判定することも重要である.それにはtubeによる小腸造影が有用である.
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