連載 他科との連携
応援医師が神様に見えた日
馬場 哲也
1
1香川大学医学部眼科学講座
pp.2128-2129
発行日 2004年11月15日
Published Date 2004/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410100849
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昨今,各医療機関で救急医療の充実がなされつつありますが,眼科は特殊分野であることから眼症状を訴える症例についてはオンコールなどで呼び出されることが多く,眼科医の負担が大きくなってきています。そのため,若い先生たちから「昨日も呼ばれていったら○○○で全然たいしたことなかった。こんなもんで呼ぶなよ。」といった会話がときに聞こえてきます。そんなときには「オンコールの依頼があったら,必ずふたつ返事で出てゆくように。病状を聞いて私たちにはたいしたことがなくても,他科の先生は困っているのだから。眼科医が当直していて,腹痛の症例がきたら軽症例でも右往左往するのといっしょでお互いさまなんだから。」と,いい聞かせています。こんな話をしたりすると,私が研修医時代に経験した当直のある1日を今でも思い出します。
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