Japanese
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連載 緑内障手術手技・17
風間法(suture canalization)(2)
Suture canalization(2)
黒田 真一郎
1
Shin-ichiro Kuroda
1
1永田眼科
pp.2078-2080
発行日 2004年11月15日
Published Date 2004/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410100843
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シュレム管内へのナイロン糸の挿入
針付き6-0ナイロン糸の断端にディスポ パクレン(オプテンプ(R))を近づけて丸く凝固させた後(図1a),シュレム管より少し強膜側の内側フラップの底の位置で,針をシュレム管と平行に外側フラップ端から1mmくらいの位置に出すように強膜に通糸する(図1b)。同様に反対側の糸も強膜に通糸し,約3cmの長さに糸を切断しておく。糸をシュレム管と平行に保つようにしながらゆっくりとシュレム管内に挿入する(図1c)。約5mm程度挿入した後,強膜上に出ている糸を約1cmのところで切断し,先の要領で断端を丸く凝固しておく。ナイロン糸が抜けないように10-0ナイロン糸で,フラップの外側約2mmの位置で強膜にしっかり縫着・固定する(図1d)。結膜下のテノン囊を鑷子で剥離し糸を挿入しやすくした後,ナイロン糸を真っ直ぐになるように挿入する(結膜下にナイロン糸を挿入する時点はいつでもよいが,ナイロン糸が操作の邪魔にならないよいにすればよい)。
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