連載 あのころ あのとき37
デジタルプレゼンテーション事始め
林 文彦
1
1林眼科病院
pp.40-42
発行日 2004年1月15日
Published Date 2004/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410100509
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
昔々,私が学会に面を出すようになってから,内容の良し悪しはさることながら発表形式のスマートさが講演の評価にかなりの影響があると感じるようになった。おかげでモノクロからカラースライドへの転換,手術の会におけるビデオの導入など,変わり目にはいち早く参加する羽目になったのである。
最近の学会ではパソコン利用のデジタルプレゼンテーションが常識となり,昨年の仙台における日眼の「20世紀眼科学の総括」に至っては,デジタルが発表の条件になる始末である。有為転変は人の世の常とはいえ,これにも最初から関係してきた私にとって,ここ数年の動きは目まぐるしいばかりである。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.