連載 補助用具の選び方・1【新連載】
補助用具の選定事始め
丸山 武彦
1
1(株)ロートピアオータオープル事業本部
pp.141-145
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901777
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はじめまして……
「はじめまして,丸山と申します.宜しくお願いします」と私は,いつものように初めてお会いする方にご挨拶をし,名刺をお渡しします.するとほとんどの皆さんが私が渡した名刺に釘付けになります.しかも一斉に「ヘー」という声が漏れてきて,次に名刺に書かれていることについて質問攻撃の嵐.その返答に約20~30分ほど説明し,本題に入ることになります.何故そのようなことになるのかといいますと,大きく理由は2つあります.
まずその名刺には,このように印刷してあります.「オープルヘルスケアサービス部/米国看護士/丸山武彦」.「『オープル』っていったい何なのですか?『米国看護士』ですか.すごいですね,いったいどれくらいおられたのですか?」という質問などが次々にやってきます.実際,読者の皆さんの中にも,珍しいなあと思われていらっしゃる方が多いのではないでしょうか.日本の看護婦(士)と米国のRN(Resistered Nurse)の両方の資格をもっている方はたくさんおられますが,私のようにRNの資格しかもっていない人間は日本広しといえども,そうはいないはずです.私自身も確かに珍しいと思いますし,よくアメリカへ行って看護の勉強をしてきたなあ,“やっぱり天然記念物だわ”と,自分自身を見てしまいます.
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