今月の臨床 エコーガイド下で何ができるか
婦人科
2.卵胞穿刺(採卵)・胚移植
森若 治
1
,
神谷 博文
1
,
東口 篤司
1
,
高階 俊光
1
,
芦原 康氏
1
,
田中 恵美
1
1斗南病院産婦人科
pp.486-490
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409905022
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
体外受精・胚移植(IVF-ET)などのassistedreproductive technology(ART)において,超音波断層法は排卵誘発前の卵巣の状態,排卵誘発中の卵胞の数や発育,卵胞径による採卵のタイミング,採卵,子宮内膜の形状,胚移植,その後の妊娠の有無,妊娠継続などの観察のみならず補助的操作手技の一つとしても重要な位置を占めている.
今回は,IVF-ETにおいて筆者らが行っている経腟超音波ガイド下での卵胞吸引と胚移植法,および過排卵時の卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の予防・重症化の軽減について述べる.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.