今月の臨床 エコーガイド下で何ができるか
婦人科
1.婦人科領域における穿刺,ドレナージ
山田 清彦
1
1群馬大学医学部産科婦人科
pp.482-485
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409905021
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体腔内に発生した嚢胞性の病変,あるいは異常な液体貯留を認めた場合,まず考慮するべきことは,これを穿刺排液のできる状況にあるかどうかを判断することであろう.穿刺採取した検体を詳しく調べることにより,その病変に関する情報量は飛躍的に大きくなり,時として診断および治療法を決定づける.しかし穿刺排液自体が病変を拡大したり,あるいは重篤な合併症を引き起こすこともありうる.
本稿では婦人科領域における超音波ガイド下穿刺ドレナージの適応疾患および合併症の発生について述べる.
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