特集 エコー 診療マニュアル
婦人科
16.乳癌
藤倉 雄二
1
Yuji Fujikura
1
1平塚市民病院放射線科
pp.1394-1395
発行日 1991年12月10日
Published Date 1991/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904981
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症例1 52歳 乳癌T2
図1は同一症例を異なる周波数で観察したものである。左の腹部用探触子3.5MHzでは何か不整形の低エコー腫瘤があるなという程度であるが右の表在臓器用探触子7.5MHzでは一見して癌とわかる。形状は不整形で辺縁は粗雑,内部エコーも不均一である。いずれも悪性を示唆する所見であり,特に最初に挙げた形状は良悪性の鑑別に最も有用とされている。
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