今月の臨床 胎児診断—テクニックと評価
ドップラー血流計
16.循環動態の評価
竹内 久彌
1
Hisaya Takeuchi
1
1順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院産婦人科
pp.812-813
発行日 1991年7月10日
Published Date 1991/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904947
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胎児循環動態を評価する際には,胎児心そのもののポンプ機能あるいは心への負荷の程度の評価,すなわち胎児心機能の評価と,胎児末梢循環の評価を分けて考える必要がある。前者,すなわち胎児心機能の評価法には超音波断層像を用いる心胸郭断面積比や超音波モード法による各種の心収縮能計測法があり,後者には現在最も関心が持たれている超音波ドップラー血流計が用いられる。そこで,ここではドップラー血流計によらない方法についても触れておくことにした。
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