今月の臨床 分娩の多様化とリスク管理
分娩様式とリスク管理
3.夫立会い,家族立会い分娩
秋葉 和敬
1
1秋葉産婦人科小児科病院
pp.1432-1433
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904795
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はじめに
近年のいわゆる夫立会い分娩は,約25年前頃にわが国でもラマーズ法が導入されたのに伴い,次第に普及してきた.
日本古来の出産の歴史では,「男子は産室に入るべからず」といった考え方が支配的であり,男性であり,医学に素人である夫が分娩室に入って出産に立ち会うということになると,民族性に根ざしている違和感,医療業務に対する妨げ,異常事態が生じたときの対応の難しさなど,さまざまな心配があるため,その受け入れにためらいをもつ病院,産院もかなり多くみられた.
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