症例
パクリタキセルを用いた卵巣癌化学療法後に肺出血をきたした1症例
樋田 一英
1
,
矢島 正純
1
,
伊地知 律子
1
,
岡村 恵子
1
,
石巻 静代
1
,
太田 博明
1
1東京女子医科大学産婦人科学教室
pp.1061-1063
発行日 2001年9月10日
Published Date 2001/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904437
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今回われわれは,比較的安定した代償性の肝硬変患者に対しパクリタキセル(タキソール®)を用いた卵巣癌化学療法を施行した.本症例は,パクリタキセルの投与量を十分に考慮したにもかかわらず強い骨髄抑制(無顆粒球症)を呈し,同時期に原因不明の肺出血をきたして突然死した.
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