今月の臨床 母子感染—最新の管理指針を考える
ウイルスの母子感染とその管理
6.ヘルペス
二村 真秀
1
1愛知県心身障害者コロニー中央病院新生児科
pp.1288-1289
発行日 2000年11月10日
Published Date 2000/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904180
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はじめに
単純ヘルペスウイルス(HSV)の母子感染は,アシクロビル製剤(ゾビラックス®)が保険治療薬として認可されているにもかかわらず,治療成績は必ずしも満足できる状況にはない.その理由として,新生児ヘルペス最重症型である全身型の診断の遅れが指摘されている1〜3).そこで自験例および名古屋市立大学医学部小児科関連病院にて経験された症例を検討し,早期診断のための指針を以下に紹介する.
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