今月の主題 皮膚科から内科医へのアドバイス
内科医が早めに皮膚科にコンサルテーションすべき疾患
ヘルペス
山崎 雄一郎
1
,
西堀 由喜子
1
,
盛田 克子
1
1国立東京第二病院皮膚科
pp.713-715
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905056
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ポイント
●ヘルペスウイルス群の感染症としては単純ヘルペスと帯状ヘルペスとがあり,単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus;HSV)と水痘-帯状ヘルペスウイルスvericella-zoster virus(VZV)がそれぞれの原因ウイルスである.
●従来,対症療法が主であったが,新しい抗ウイルス剤であるアシクロビル(ゾビラックス®)やビダラビン(アラセナA®)の外用,さらにアシクロビルの注射あるいは内服による治療が可能になっている.
●時に細菌感染症との鑑別診断が問題になることがあり得るが,その場合には皮膚科医に相談して治療方針を決定するとよい.
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