今月の臨床 ハイリスク分娩の管理指針
ハイリスク妊婦の分娩管理
2.中毒症—分娩時の血圧管理と産褥ケア
中井 祐一郎
1
,
橘 大介
1
,
荻田 幸雄
1
1大阪市立大学医学部産科婦人科
pp.637-639
発行日 2000年5月10日
Published Date 2000/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904023
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妊娠中毒症はいまだその本質的病因が明らかではないこともあり,その治療は対症療法の域をこえていないのが現実である.したがって,本症の最も有効な治療法が妊娠の終結であることには,現在もなお変わりないのが現状である.このような観点からも,本症において母児の安全を図りつつ,妊娠を速やかに終結させることは重要な意義を持つ.本稿では,妊娠中毒症の分娩ならびに産褥期における管理について概説する.
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